紀伊山地の霊場と参詣道

◆世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」

●名称  紀伊山地の霊場と参詣道

  英:Sacred Sites and Pilgrimage Routes in the Kii Mountain Range

  仏:Sites sacrés et chemins de pèlerinage dans les monts Kii

●登録  200477日 ●登録区分:文化遺産 =記念工作物・遺跡(文化的景観)
●文化遺産 登録基準=2,3,4,6

(2) 紀伊山地の文化的景観を形成する記念碑と遺跡は、神道と仏教のたぐいまれな融合であり、東アジアにおける宗教文化の交流と発展を例証する。

(3) 紀伊山地の神社と仏教寺院は、それらに関連する宗教儀式とともに、千年以上にわたる日本の宗教文化の発展に関するひときわ優れた証拠性を有する。

(4) 紀伊山地は神社・寺院建築のたぐいまれな形式の創造の素地となり、それらは日本の紀伊山地以外の寺院・神社 建築に重要な影響を与えた。

(6) と同時に、紀伊山地の遺跡と森林景観は、過去1200年以上にわたる聖山の持続的で並外れて記録に残されている伝統を反映している。

●評価  アジア太平洋地域における「山岳信仰に関連する文化的景観」の模範例
●構成 

「霊場」 (信仰)

参詣道

道の性格

「吉野・大峯」

(修験道)

大峯奥駈道

修験道の行場

「熊野三山」

(熊野信仰=神道)


熊野参詣道

参詣道

修験道の行場

巡礼道

「高野山」

(真言密教=仏教)

高野山町石道

参詣道

密教曼荼羅の道


★紀伊半島にある異なった3つの宗教の聖地を参詣道がつなぎ、

 有史以来、様々な文化と人と物の交流を担い、

 今なお信仰がつづけられている稀有な場所


「紀伊山地の霊場と参詣道」追加登録(軽微な変更)


20161024日、ユネスコ本部(フランス・パリ)で開催された臨時の世界遺産委員会において、

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の軽微な変更提案が承認され、参詣道40.1kmが追加登録されました


追加登録されたことにより、 

 Ø  登録遺産の「完全性」、「真実性」が更に高まりました。

Ø  複数の参詣道によるネットワークの重要性が認められました。


◆熊野参詣道 中辺路 4ha 11.4km

北郡越・長尾坂・潮見峠越・赤木越・小狗子峠・

かけぬけ道・八上王子跡・稲葉根王子跡・阿須賀王子跡

◆熊野参詣道 大辺路 3.3ha 4.1km

富田坂・タオの峠・新田平見道・富山平見道・飛渡谷道・  

清水峠・二河峠・駿田峠・鬪雞神社

◆高野参詣道 3.8ha 24.6km

 三谷坂(丹生酒殿神社含む)・京大坂道不動坂・黒河道・女人道



和歌山県独自の取組

Ø 和歌山県世界遺産条例

Ø 和歌山県世界遺産マスター

民間の活力を生かし、官民が一体となって世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のより一層の保全啓発活動を推進するための制度。

主な活動内容は、世界遺産及びその周辺地域のパトロール、県への情報提供、世界遺産の保全・活用に関する、普及・啓発(セミナーの講師等)。



◆2019年登録15周年を迎えた「紀伊山地の霊場と参詣道」とは?



☆日本で12番目に登録された初めて尽くしの世界遺産

Ø  自選:2004年登録後、20062007年に文化庁が地方自治体に対し世界遺産候補を募りました。

Ø  和歌山、奈良、三重県の3県合同申請

  :登録時の規模は周辺地域を合わせて日本の文化遺産では最大となる1万haに及びます。

Ø  日本初の文化的景観物件:「自然的要素が強い宗教、文化、芸術活動などの事象と関連する景観」

Ø  道、川、温泉の登録。  

Ø  文化遺産で初めてできた世界遺産センター。

Ø  「和歌山県世界条例制定」

Ø 「 和歌山県世界遺産マスター制度」

Ø  2001610月参詣道が40.1km追加登録されたことにより登録遺産の「完全性」、「真実性」が更に高まり、複数の参詣道によるネットワークの重要性が認められました。



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